矯正治療

矯正治療とは

矯正治療は大きく、小児矯正(顎骨の形を整える「1期治療」)と成人矯正(永久歯が生え揃ってから歯並びを整える「2期治療」)と、の2つに分けられます。

1期矯正について

こどもの矯正治療(1期治療)の大きな目的は、骨の成長と矯正装置を利用し顎骨の形を整えることです。
永久歯のスペースを確保するために顎の幅を広げたり、上下顎の前後的なバランスを整えます。
おもに、5〜8歳頃から治療を開始します。
1期治療から治療を行うことで、2期治療を行う必要がなくなる可能性や、2期治療での負担(期間の短縮、抜歯等の回避)を軽減できる場合があります。

1期治療はいつから始めるべき?

最適な矯正治療開始時期は、上顎の前歯と下顎の前歯が生え揃う時期と考えられてます。
一部の歯が前後逆に噛んでる(受け口)方や、前歯が噛んでいない(開口)などの場合は4歳〜5歳頃から治療を開始することがあります。

幼児から矯正が必要な歯並び

交叉咬合 

交叉咬合

受け口

受け口

指しゃぶり

指しゃぶり

小児矯正(1期治療)で使う装置

拡大床

■拡大床

小児矯正に用いられる装置です。顎の幅を広げることで、永久歯が生えてきやすい環境を作ることによって、歯並びを改善します。成長期の子どもに特に効果が高く、永久歯が生え揃う前に使用することが一般的です。治療は数ヶ月から2年程度かかることが多いです。

インビザラインファースト

■インビザラインファースト

インビザラインファーストは、子供向けの透明な矯正装置です。歯列矯正を必要とする初期段階で、目立たない装置で歯を整えることが可能です。成長期の子供の歯並びや顎の成長を促進し、永久歯が生えるスペースを確保しながら矯正治療を進めます。ワイヤーやブラケットを使わないため、口内への負担が少なく、日常生活でも快適に過ごせるのが特徴です。取り外し可能で、歯磨きもしやすいため、口腔衛生を保ちながら治療を行うことができます。

バイオネーター

■バイオネーター

バイオネーターは、主に成長期の子供に使用される機能的矯正装置です。上顎と下顎の位置関係を正しく整えることで、顎の成長を誘導し、歯並びを改善します。この装置は、顎の成長を利用して咬み合わせを調整し、将来的な歯列不正を予防する効果があります。通常、夜間や自宅で使用し、定期的な調整が必要です。

ムーシールド

■ムーシールド

ムーシールドは、主に幼児や小児の反対咬合(受け口)を改善するためのマウスピース型矯正装置です。夜間に装着し、下顎の成長を抑制しつつ、上顎の成長を促すことで、自然な歯並びと咬み合わせを実現します。非侵襲的で、痛みが少なく、装着も簡単です。ムーシールドは特に、乳歯列や混合歯列期の子供に適しており、早期に使用することで将来的な本格的な矯正治療を回避できる可能性があります。

こどもの矯正治療(1期治療)のメリット

歯が並んでいる土台を整えることにより、1期治療で終了する可能性や、仮に2期治療を行う場合でも期間の短縮、抜歯等の回避できることがあります。

こどもの矯正治療(1期治療)のデメリット

矯正装置は取り外し式の装置を使うことが多いため、お子様が協力的でない場合は予定通り治療が進まないことがあります。1期治療から治療を行うと、通院期間が成人矯正よりも長くなります。

成人矯正(2期治療)

歯のガタガタや口元の出っ張り、前歯が反対に噛んでいるのを改善する事です。
前歯を後方に下げたり、理想的な歯並びにする事で、理想的なお口元や歯並びに改善します。
永久歯に生え変わる、10〜13歳頃から治療を行います。

成人矯正(2期矯正)で使う装置

審美性マルチブラケット

■審美性マルチブラケット

金属製の従来型ブラケットに対し、透明または歯の色に近い素材を使用し、装着時に目立ちにくいのが特徴です。審美ブラケットは、治療効果を損なわずに審美性を高めるため、人気があります。ただし、材質の特性上、金属製に比べて強度が劣る場合があり、治療期間がやや長引くことがあります。

インビザライン 

■インビザライン 

透明なアライナーを使用した歯列矯正治療法です。従来のワイヤーやブラケットを使わず、患者の歯型に合わせたカスタムメイドのアライナーを段階的に交換することで、歯を徐々に動かして理想的な歯並びを実現します。目立ちにくく、取り外しが可能なため、食事や歯磨きがしやすい点が特徴です。また、痛みが少なく、日常生活に支障をきたしにくいことから多くの方に選ばれています。

iTeroを使用した負担の少ない型取りと治療のシュミレーション

iTeroを使用した負担の少ない型取りと治療のシュミレーション

iTeroとは、新しいデジタルスキャナーで、従来の型取りに比べて口の中で不快な粘土を使う必要がなく、簡単に歯の形をデジタルでスキャンできます。これにより、より正確な治療計画が立てやすくなり、治療がスムーズに進みます。特にインビザラインなどの矯正治療では、iTeroを使うことで、ぴったりとしたアライナーが作れるため、矯正期間が短くなることがあります。また、スキャンしたデータをその場で画面に表示できるので、自分の歯がどのように変わっていくかを視覚的に確認でき、安心して治療を受けられるのも大きなメリットです。当院ではお子様、成人の方のインビザライン治療をはじめ詰め物かぶせ物の型取りなどに使用しております。

料金表

検査料金(セファロ・模型・写真)11,000円
診断料金44,000円
一期治療(骨の矯正)418,000円
二期治療(歯並びの矯正)440,000円
成人矯正(歯並びの矯正)858,000円
部分矯正275,000円
インビザライン968,000円
管理料金(一期矯正)3,300円
管理料金(二期及び成人矯正)5,500円
リテーナー再作成(1装置)22,000円
再治療料金220,000円
インプラントアンカー(1本)16,500円
ホワイトワイヤー44,000円

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